LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
“チン‥!?”
15階の到着を知らせる音ともに前方のエレベーターの扉が開き私と千夏はそのまま降りて…部屋の前まで続く廊下を突き進みようやくたどり着いた。
「お邪魔しま~す!」
完全に酔いも覚め体も冷え切っていたせいか部屋の中が暖かく思えた。
「好きなとこ座って!」
千夏は…リビングの部屋の電気をつけ座るように促されたので…リビングのテーブルの座布団にとりあえず腰をおろした。
千夏は…それを見届けキッチンへの電気をつけて…手際よく食器をだしたり先程コンビニで買った一品料理をレンジで温め再び…リビングへ帰ってきた。
「なんか妊婦さんなのに…動かしちゃって悪いね。」
「ああ…。
大丈夫よ!
それに…なんだか今日は一人でいたくない気分だから…成美がいてくれて助かったわ!」
千夏はニコリと微笑み…私が買ってきたお酒をもってキッチンに再び向かう。
私は…ただ部屋の中をぐるりと見回してふと…キャビネットに置いてあった…母子手帳に目がとまった。