LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
播磨君の一喝が部屋の中に響く…。
「俺…。
やっぱり千夏と子供と暮らしたい…。
俺…千夏にとっては頼りないかもしれないけど…子供の為にいい父親になるよう頑張るから…!
―イギリスに来てほしいんだ!
千夏が仕事したいっていうならしてもいい…!
だから…俺と結婚してほしい!?」
私の前で堂々とプロポーズの言葉を言い切った彼は…感極まり目に涙を浮かべた。
愛されてる…っていいなあ…!
ってしみじみその状況を見守る‥!
「…そんな事いっても…。」
千夏は…ゴモゴモとなんだか恥ずかしげに播磨君の腕の中でうろたえてはいたけど…播磨君は抱きしめる腕を解き放そとはせずにいたのでさすがの…千夏も根負けして無言で頷いた。
なんだかそんな雰囲気を壊したくなくて…私は、“ちょっと酔っ払ったから外の空気を吸ってくる”と書き置きだけリビングに残し…2人の横をそろりと抜けて外にでた…。
ヒュウウウ~。
さすがに‥真夜中ともなると秋風が体に染みてなんだか切ない気分にもなる‥。