LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)


 「はあ…。」


 2人の手前格好つけて外にでてはみたものの15階に吹き付ける夜風は…心も体も冷ましていく…。

 私は…携帯を取り出しこんな時こそ…心を埋めてくれる男友達を電話帳で探す…。


 「あ…あのう…。」


 どこからともかく聞こえてくる声に、私は顔をあげて声の方向を確認する。


 ドキッ…!?


 胸の高鳴りが最高潮に早鐘を打ち鳴らすその声の主は、エレベーターてよくあう意中の彼だった。


 「間違っていたら…すみません…。
会社のエレベーターでお見かけする人ですよね…?」


 「ええ!
 まさに…そうです!」

 ほんとは…飛び上がり喜びを表現したいとこだが…平常心を保ち微笑んだ。


 「やっぱり…。
そうだったんだ…。良かった…。
 ところで誰か人をまっているのですか?」


 彼の質問に…首を横に振り答えた。


 「友人宅にお邪魔してたんだけど…お酒に酔っちゃったから外の空気に当たってたんです。
 あっ…。あなたは?」


 名前も知らないのでさりげなく聞いた私の言葉に苦笑いを浮かべる。


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