LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
第2節: 5年前の回想…居酒屋。
「聞いてー!?聞いてー!?」
「聞いてるわよ!」
食器を片付けながら…千夏は面倒くさそうな表情を浮かべ適当に返す。
「彼の声。低いけど…優しいのー☆
これって…絶対運命だと思わない?」
千夏の冷たい視線をよそに…私は喜びに声を弾ませた。
「そんなこと…どうでもいいけど…!
この間矢崎専務と不倫がばれて…ようやくもみ消したばかりなんだから…今は問題起こさない方が身のためなんじゃない?」
大きなため息をつきながら冷たく言い放つ…。
「矢崎専務の話はやめてよ!?
専務からは…結婚してるなんて一言だって聞いてなかったんだから…私だって…被害者だもん☆」
「あんたが…昔から恋愛と男が切れないのは知ってる…!
その度に…次は運命かもっていってるけど…今度だって単なるエレベーターの同乗者で…昨日、今日普通の会話してるだけでしょう…!?
わかった?
…酔っぱらい‥!!」
千夏は‥私の言葉に水を差し厳しく言い放った。