大好きな君へ
「僕が一人暮らししてる理由ですよ。」

「別に、興味ないし。言いたくなさそうだから。」

「へ~。何気に気づかい出来るんですね。」

ゥざッ!お前に言われたくないし!てか…。

「何で敬語なわけ??私さんづけで呼ばれるの嫌いなんだけど・・。」

「これがキャラ?だからですよ。」

キャラとか言って、意味わかんないし・・。

「知らないんですか?僕これでも学年1のモテ男なんですけど?」

「知らないし。てか自分でいうか?」

「まぁ、それは冗談としても。学年で1番もてるのはホントですよ。」

自慢かよ・・。

「でもさ、それあんたの本当の姿じゃないじゃん。あんたはもっと、熱い奴っていうか、
すかしてるような奴じゃないでしょ?」

「よくおわかりで。熱くはないけど・・。まぁそんなもんでしょ。」

「敬語とさん付けよしてね」

「それ言うなら、奴じゃなくて〝祐〟なんですけど。」
< 36 / 38 >

この作品をシェア

pagetop