大好きな君へ
なんで、あんたに教えなきゃいけないんだよ。

「嫌そうな顔してるね・・・。でも、君みは俺に仮があるんだよ?」

嫌な所をついてくるなぁ…。

「はぁ~。・・・いいよ。」

「ほい。じゃぁ受信して。」

こうして、祐とアド交換をして帰ることになった。

「ゆうってどの字?」

「俺の祐は、神様が助けるって意味の祐。だから、またピンチの時は俺が助けてやるよ。いつでも連絡しな。」

そう言って祐は私の頭をなでた。

「子ども扱いすんな!」

「ハハ。じゃ、またね~」

「またなんかあるか~!!」

なんなんだあいつは。私は人のペースに乱される事なんかないのに祐といると乱れる。
気が合わないんだな…。もうかかわる事もないし、忘れよ…。

この時、祐の事なんてこれっぽっちも考えてなかった・・・。
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