コイ×アイ




顔だけ出して教室を見渡したけど
探してみたけど、湊がいない


あれ?まだ来てないのかな...



休み...なわけないよね



その時いきなり後ろから低い声


「邪魔」

振り向いて見上げると
そこにいたのは大嫌いな人を見るような
冷たい目で見下ろす湊

一瞬何かに驚いた感じだったけど
何かはわからなかった


それより昨日の事!!


「湊!あのね!あたし...」

「別れる」

遮るように入る言葉




聞きたかった湊の声

だけどそれは聞きたかった言葉じゃない


「まじ二股女とか無理だから。
 よく会いに来れたね。

 二度と顔も見たくねえ」


どうしていいかわからなかった






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