最大の敵

「ふっふ~ふふ~ふっふ~ん♪」
私は何の歌というわけでもなく、適当につくった鼻歌を歌いながら制服を着ていた。

「はぅ~っ やっとこの日がきたよ~っ あ、ねぇリリアン!私すっごく似合ってない!?」
「姫さま!急いでください!!もう8時を過ぎているんですよ!?学校には8時半には着かなくてはならないのに…」
「も~わかってるよぉ飛べば余裕じゃない♪」
「飛んだら人間に見つかるかもしれないから歩いて行こうって話を昨日したじゃないですかっ!」
「……あっあっれ~??そんな話ししたっけ~??」
「姫さま…(泣)」


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