好きになった方が負け。
ちょっとSっぽい悠斗と、仲良く話してる先輩。

先輩後輩の関係なのに、すごいなって思った。







「バドは経験者?」


靴ひもを結びながら、突然悠斗が話しかけてきた。


「大学の時にちょっと。でも、本当ウチの部弱かったよ教えてくれる先生いなかったし。」


「オレんとこもそんなん」


そんな会話が数分間。



中学校の頃から、ちょっぴり男の子に苦手意識持ってたマナにとっては、ある意味ドキドキな時間だった。




なんだかやけに話しかけてくるな、この人………。
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