私に、できること【長編/未完】
「昨日、何の本見てたの?」
「ああ、教科書だよ!
予習してたの!
英語、全然わかんなくて。」
………?
「だって…
すごい勢いで 和訳を
書いてなかった?」
「え…?
私、ずっと教科書見てたよ」
「見ながら… 書いてた?」
「友海…ちゃん…?」
しばらく、沈黙が流れた。
「あ…!」
「…どうしたの、瑠璃?」
「…あ、あれは
たまたまだよ、たまたま!
最近調子いいのかな?」
…気になることは
あったけど。
「そうなんだ!
ごめんね?突然。」
「でも、それのおかげで
友達になれたね!」
…確かにそう。
「そうだね!」
まあ、いっか。