私に、できること【長編/未完】
「だからなのかな、
私もここに来れた。
…瑠璃のちから?」
「ええっ?!
私も知らないよ!
本当に、わからないの。
…なんでだろうね。」
瑠璃は、微笑んでいた。
…嬉しそうにしている。
「たしかに私は、
ずっと家にいて、
自分は消えてて
見えなかったから…
自分の体を見て
なんか不思議だったし、
まわりのものも、
久しぶりに見たような
感じはしたけど…。」
まさか
2人もそうだったなんて…」
「不思議だね…」
そういった私は、
ただ目を泳がせることしか
できなかった。