私に、できること【長編/未完】
「だれでもいいから。
私に 生きる意味を
ちょうだい。
みんながうらやましい。
きっとみんなは…
友達がいて楽しい。
部活を生きがいにしている。
わからないことを
みんなに聞いてもらえる。
リレーの選手を決めるとき
きっと選ばれる。
そんな、生きる意味を
もってる。
私には… なにもない。」
息を吸って。
ためらいながら、
なんとか言えた。
でも…まだ
言いたいことがある。
…泣きそう。
「…うらやましかったの!
友海と瑠璃が…!
もう… 逃げ道は
ないんだよおっ!!」