私に、できること【長編/未完】



「『ひっ!!』

靴は履いていたけど、
靴が…浮いてる。

まさか… と思って
手を胸の前にかざすと、

『ない…』

確かにそこにあるはずの
手が…なかった。」



そこまで話して、
瑠璃は私の両肩に
向かい合って手をかけて、

「…ずっと、怖かった。
ただでさえ 話す人
いなかったのに…

だから私は、
「孤独」を選んだ。

『ばれたらまずい』
そう思って。」



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