私に、できること【長編/未完】
6・2人でなら(p40~44)
「瑠璃…。
話してくれて、嬉しかった。
私には、なにも
できないかもしれない。
だけど、私を
――友達もいない私を
頼ってくれて、ありがとう」
「なにもできない、なんて…
この話は、友海ちゃんだから
できた。
追い詰められた私を、
助けてくれた…、
話を聞いてくれた…。
友海ちゃん。
――“私の親友”に
なるひと。」