私に、できること【長編/未完】
「ねえ、ひっかかってること
確認させて?」
「な~に?
友海ちゃんにだったら、
みんな話すよ!
…むしろ、聞いてほしい。
私の話!
話せて、すっきりした!」
…話す前は
落ち込んでた瑠璃。
…すごく元気になった。
嬉しいな。
そして、わかったこと。
朝、早く行った私より
もっと早く来ていたのは。
――瞬間移動。
「あの日みたいに、
『さみしい』って
思っちゃったからかな…?」
と、瑠璃が言った。