私に、できること【長編/未完】
あとは、
食べに行った日のこと。
「気付いたのがね、
『消えちゃう』前に、
手が、真っ白になっちゃう。
血の気が引いたみたいに。
だから、びっくりしたよ?
まさか、あんなときに
それが起こっちゃうなんて。
もう、
『頭の中まで
真っ白』だったよ!」
「ふふっ…
……あははっ!」
瑠璃と一緒に
思わず笑ってしまった。
何かがあふれたみたいに、
瑠璃は楽しそうに話した。
「…まだ、
話しきれてないの。
…今は、どきどきしてて
話せないから、
また、…きいてくれる?」
「もちろんだよっ!」
「ふふ…。ありがとう。」