私に、できること【長編/未完】
そして、
あの日につながる。
友達が離れていった。
私はすごく悲しかった。
「いけない…!
大変なことになる…!」
普段感じないくらいの
悲しみを感じたら、
どうなってしまうか
もう、わからない。
なんとか気持ちを
落ち着かせて、
公園に行って、
ゆっくり休もうと思った。
――それが
いけなかったのかも
しれない。
遠くに、
はしゃぐ小さな子が見えた。
友達と、楽しそうに
おにごっこしてるのかな。
「いいなあ…」
そう思ってしまった。
「……あっ!!」