私に、できること【長編/未完】
憧(あこが)れ。
嫉妬(しっと)。
その気持ちは、
私の気持ちを 深く深く、
追い込んでしまった。
「うあっ……!!」
突き刺すような痛みが
私を襲った。
「やっ……やだあ!!」
もう遅かった。
私は痛みと
「黒い靄(もや)」に
耐え続けた。
…だめ。我慢できない…!
そう思ったのが、
最後だったと思う。
そして、
ふわっ、と軽くなるような、
あの感じ。
自分の部屋に
自分の姿を見てから、
部屋で喚(わめ)いた。
…こんなこと、
ありえない、って。