私に、できること【長編/未完】
でも、やっぱり、
また なってしまった。
それも、何度も。
私に友達はいない。
なのに、なんでだろう。
教室から、みんな
いなくなっちゃうと、
「うっ……!
な、なんで…!!」
息が苦しくなって。
気付いたら…
…もしも、今の状況
――服だけが、ふわふわと
浮いている――を
「普通の人」が見たら、
どう思うのかな。
でも、私は、
見ることができないけれど、
確かにここにいる自分に
なんというか、
ほっとしていた。