私に、できること【長編/未完】



「…話して、いい?
あのときの気持ち。」

「…辛い?」

私は瑠璃のことを
ちゃんとわかってあげたい。

「ううん。でもね、
びっくりした、私も。」



「じゃあ、話すね。」

なぜか、
私も栞も、…瑠璃まで
正座していたようにみえた。

「確かに、
最初は、びっくりして、
嫉妬(しっと)したよ。

よく考えたら、
私と友海ちゃんは、
お互い、ほかの子と
めったに話してかった。

それで、つい…」



< 86 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop