ロマン飛行
名前は翔くんで決まり


翔くん お休み


可愛いね ゆっくり眠ってね



そう言って紀子はベッドの中に入った



カタン ん?なんか音がする?



眠い目をこすりながら電気を着けた



きゃあ そこには見知らぬ男が立っていた



あなた誰?



「声を出すな」



男はいきなり紀子を押し倒した



必死で抵抗した



パジャマが破られ紀子の乳房が露になった


やめて 必死で抵抗した



近くにあった裁縫ばさみを紀子は振り上げた



男は諦めたのか逃げた



紀子はショックで大声を出して泣いた



不安で胸が張り裂けそうになりとっさに幸夫に連絡した


「もしもし 変質者に家に入られた」



えっ?なんともなかった?何もなかった?



レイプされそうになったけど必死で抵抗してそいつ逃げて行った


そうなんだ 怪我とかはしなかった?



うん ただまだショックで。



そうなんだ 行かなくていい?



心細いから来て一晩だけでいいから一緒にいて



わかった すぐこれからいくよ


幸夫は取るものもとりあえず紀子のうちに向かった



ピンポン



紀子は覗き窓から覗いた



幸夫だ ガチャドアを開けて迎えいれた


ごめんね 急な事で



いいよ 何事もなくてよかったよ
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