史上最悪最低男
想いなんて口にはしない。

「ねぇ…、わたしのこと好き…なんだよね……??」

君は不安そうな顔を僕に見せる。

「ははっ、なに言ってんだよ」

僕はギュウッと君を抱きしめる。

そう、僕の愛しい君・谷原 桃花。

黒髪のセミロングに大きい眼。

そんな眼をうるうるとさせて、上目遣いをするのは絶対無自覚。

君は見るたび綺麗になっていく。

そして同時に哀しい眼をするようになる。

原因は……僕の浮気。



「千紘ー、ねぇ明日あそぼぉよぉ♪」




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