史上最悪最低男
なんでそんなこと
雷基と帰った翌日のこと。
いつも通り朝、家を出ると。
「あっ…千紘……」
家の前でしゃがみこんで待ってたのは
桃花だった。
…なんでいんの?
「…千……紘?おはよ…
よかったらさ…一緒に学校行こ?」
照れながらうつむいて話す桃花。
なんでだろう。
あんな昔のこと思い出してたからかな。
無性に桃花が憎たらしい。
「ちょっと…来い」