史上最悪最低男



僕は桃花のことを愛してる。



でも僕は愛に飢えてるから欲しがってばっかりだった。


桃花にも、美柚にも。



やっぱりそれは母親の存在が関係してると思う。




僕は桃花に愛の言葉を囁いたことはない。


それは僕が桃花を愛してる証だけど。


だって、愛してもない女ならば容易く言ってやる。

気持ちのこもってなんかいない言葉を。


でも桃花は僕が言わないのは

僕が桃花を好きでないからと思っている…?



そんな勘違いで僕から離れていったら許さない。


だって僕は桃花を愛しているから。

桃花がいないと生きていけないから。



< 63 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop