史上最悪最低男



君が安心するんだったら

何度だって言ってやる。

何度だって安心させてやる。


こんな僕を最低という奴がいるだろう。

でも、いいんだ。

桃花以外のやつに何と言われようと。

僕には関係ない。





僕は走った。


桃花のもとへ。


でもどこにいるか見当もつかない。


家に行ってもいなかったし。


桃花がよく行く店も知らない。




そんなの心の中でいくら想っていたって

桃花がいる場所さえ分からない僕はとても最悪な彼氏だ。

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