史上最悪最低男
ーーーーーーー
ーーー…い」
「おいっ」
「ひょわぁ…!!」
誰かに体を揺すられて目を覚ますと
すごい至近距離に顔があった。
「ぷっ…大丈夫か、谷原」
クスクスと笑っているのは
「松下くん…?」
どうしてこんなとこに?
「谷原が5限終わっても帰ってこねぇからさ。
どこいんのかなーって。」
「そう…なんだ、でもなんで松下くんが?」
わたしと松下くんは喋ったことも数回だし。
そんな仲よしってほどのつき合いじゃない。