史上最悪最低男

今現在わたしがいるのは教室。

2年連続千紘とは同じクラス。

すごいラッキー。

って…そうじゃなくて今千紘は女の子とすごい近づいて話してる。

千紘の腕は、女の子の腰に回ってる。

「うぅ~……」

「もう…だから別れろって言ってんじゃんか」

茉依ちゃんは、ペシッとうなだれるわたしの頭を叩いた。

「やぁ~だぁぁ……」


別れるのは嫌だ。

千紘はああやって…浮気してるけど

でもちゃんとわたしを愛してくれてる。

……言葉で言われたことは…ないけど。

でもでも!

ギュウ~って強く抱きしめてくれるし

キスだってしてくれる。
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