史上最悪最低男
気持ちの大きさなら。
家にいないのなら、どっかの店か!?
そう思い 前、鏡が言ってた
『女子に人気の店』というカフェにも行ってみた。
でも桃花はいなくて。
「っ…どこいんだよっ!!」
「あれー?千紘?」
ふり向くと、そこには雷基がいた。
「ハァッ…雷……基」
「美柚さんとこ、行ってたんじゃねぇの?
ってか、大丈夫か?息荒すぎだぞ。」
「桃花っ…桃花見なかったか!?」
雷基の胸ぐらをつかんで僕は言った。
「谷原…?なに、探してんのか?」