史上最悪最低男
「おまえら長いつき合いなんだろ?
だったら、自然と元通りになるって。
ってか、今桃花探してるから。
じゃな。」
まぁ、僕のせいもあるみたいだし。
一応…アドバイス。
「桃花のこと、傷つけたらブッ殺すわよ。」
グスッっと鼻をすすり言ってくる中峰。
なんだ。
ケンカしてても、心配してんじゃん。
だったら、ちゃんとまた元通りの日が来るはずだ。
「あ…てゆーか、桃花だったらミドリ公園にいるかも。
あの子の家の近くの。
前から何かあるとあの子、あそこで一人でいるから。」
と、思いだすように中峰は言った。
「ミドリ公園……さんきゅっ」
中峰と別れ、ミドリ公園にむかった。