龍奇譚-彼の想い-
思考が逸れまくった……
本題に……本題に戻るんだ!!!
……………………
「それで、何であんな事を言ったんだ?」
「……………はぁ………
あなたは馬鹿なの?」
「へ?」
「フリで付き合う事になった理由は何だった?」
「都合が良いから……?」
「そうよ。守るにしても修行するにしても、近くに居なければ出来ないでしょう。
ただの友達とも言えない男女が一緒に居たら変じゃないの」
「確かに……」
「だから、付き合っている事を広める事で、人の目を欺くのよ。
………分かった?」
………はぁ……と龍宮はため息を吐く。
まあ、龍宮にしては沢山話したからな、疲れたのか………