龍奇譚-彼の想い-





何とも言えない感じの廊下を教室を目指して歩く。



前には龍宮。





相変わらず、龍宮は背筋をピンと伸ばし、

高い位置で結ばれた色素の薄い長い髪を、

リズム良く揺らしながら歩いている。



その姿は凛々しい。





そして、俺はそんな龍宮の一歩後ろを付いて行く。





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