龍奇譚-彼の想い-





靴を履き替えていると、

ちょっと、待って!!と、

水嶋 凌が慌てている声が聞こえてきた。





私は昇降口から外へと出た。



ふと、何となく空を仰いだ。





夕陽が赤く染める空。



遠くでは犬が吠えている。



もうすぐ、闇が訪れる………





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