龍奇譚-彼の想い-
「そう言えば……凌」
「何?」
「あんた、いつの間に帰ってたのよ?
気付いたら居るし、死んだように寝てるからビックリしたわよ」
「いや!!俺、生きてるけどね。
あ、ご飯大盛りにして」
「はいはい」
茶碗に山盛りによそわれたご飯を渡される。
俺はそれを受け取ると、いつもの定位置へと座った。
すると、着替えを済ませ、
爆発していた髪の毛を2つに結んだ真琴が横にやって来た。
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