龍奇譚-彼の想い-





――――ブッ!!!



平常心を保ちつつ、

味噌汁を啜っていたら少しの間を置いて、

噴水のように口から噴き出した。





「あー…もう、汚いわね……」



母さんがグチグチ言っている。



だが、その言葉は混乱している俺には聞こえなかった。





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