龍奇譚-彼の想い-





「あら、気付いたの?それは、リョクのたてがみよ」

「……やっぱり!!!」

「別に縁起が悪くなる訳じゃないし。

力をコントロール出来るようになったら、外して良いから。

今は着けといて」

「う、うん……」



まあ、そんな事言われなくても着けるけど………





ちょっと、リョクさんに申し訳ないな……





俺は少し気が進まないけれど、

しゃがむと、それを右の足首に結び着けた。





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