龍奇譚-彼の想い-





「と言う事で、真琴。

今日から夜は居ないんだよ。

残念だったな」



これで、真琴の気紛れによる組み手の相手にならなくて済む。





真琴は顔を歪ませ、唇を噛み締めている。



……よっしゃ!!久しぶりに真琴を負かしたぞ。





………いや、それより……



真琴、どんだけ悔しがってんだよ……



せっかく可愛い顔してんのに、そんな顔したら台無しじゃねーか。



そんな事は言ってやらないけど。





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