龍奇譚-彼の想い-





「―――……こほんっ……

取り敢えず、力を抑えられるようにはなったわね……」



司は空気を変えるように、一つ咳払いをすると話しだした。



俺はそんな司の言葉に頷き、次の言葉を待った。





「じゃあ、次の修行へ……と行きたい所だけど………

今日はもう時間だし、終わりにするわ」





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