龍奇譚-彼の想い-





「じゃあ、行くわよ」



司はそう言うと、道場を出て行ってしまった。



俺は慌てて、持って来ていたカバンを手に取ると、司の後を追った。





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道場の外に出ると、そこにはリョクさんが居た。



どうやら、家まで送ってくれるらしい。





俺はリョクさんにお礼を言いつつ、背に乗った。



前には当然、司が居た………





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