龍奇譚-彼の想い-





「先セー!!!質問でーす」

「おぅ、何だ。佐藤」

「転校生がこのクラスに来るって本当ですかー?」

「おお。本当だ」

「マジでー!!!??」

「男子?女子?」



教室内がまた騒がしくなった。



それは先程の笑い声とは比にならない程に……





―――……五月蝿いわね……



何をそんなに騒ぐ必要があるのよ。





< 315 / 682 >

この作品をシェア

pagetop