龍奇譚-彼の想い-





――――――………



「………峰 秋月(アキヅキ)」

「峰くんはハーフだそうだ。席は………

水嶋、お前の後ろが空いていたな。あそこだ」



凌が手を挙げ、自分の居場所を示す。





転校生、峰 秋月はそれを一瞥すると何も言わずに、

――――スタスタ

と、凌の元へと歩いて行く。





< 318 / 682 >

この作品をシェア

pagetop