龍奇譚-彼の想い-





休み時間毎にクラスの女子は我先にと声を掛け、

他クラスからは一目見たさに教室を覗きにやって来る。





まあ、司は我関せずと言った感じで、ずっと席に着いている。





峰はと言うと、絶え間なく話し掛けられるが、それには一切答えない。



逆に、女子が近くに来ると顔を歪め、不機嫌そうになる。



イライラが募り、痺れを切らしたのか女子を睨み付け威圧していくの繰り返し。





< 321 / 682 >

この作品をシェア

pagetop