龍奇譚-彼の想い-





「凌……ぶつかるわよ」

「え?……あ、うわっ!!!」



帰り道を歩き始めた頃、司が言った。





―――……あ、危なかった……



危うく、電信柱にぶつかる寸でで足を止める事が出来た。



これ、司が教えてくれなかったら、絶対ぶつかってたよ……





いかんな……



考え事をしながら道を歩くのは止めよう。



危険だ。





< 396 / 682 >

この作品をシェア

pagetop