龍奇譚-彼の想い-





「ありがとう、司」

「別に……」



司は外方を向き、再び歩き出した。





―――……ふっ……



そんな司の様子に笑みが零れた。





俺の事はお構い無しに歩く司の横に付くと、同じ歩幅で歩いた。





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