龍奇譚-彼の想い-





「分かったよ……

もう何も聞かない事にする」



そう言った侑大の顔はまだ疑いの色が潜んでいたが、

俺には関係ないね。





久しぶりに侑大を負かした事にテンションが上がっていた。





今日はスゲー良い日になりそうだ。



朝は真琴に勝つ事が出来たし、

いつもは案外しぶとい侑大にも勝つ事が出来た。



それだけで、テンションが上がる俺はやはり単純なのだろうか………





< 40 / 682 >

この作品をシェア

pagetop