龍奇譚-彼の想い-





ああ、もうまた考え込んでる。





私は小さく頭を振ると、歩みを速めた。





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そして気付くと、家の近くにまで来ていた。



凌は黙って、私の横を歩いている。



チラチラとこちらを見ているようだけど、気にしない。





あ、良い事思い付いたわ。





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