龍奇譚-彼の想い-





うん。



殺していないと思っておこう。



何か、想像しただけで怖いから。





今までの事や思い返していると、ゾクッと背中を悪寒が奔った。



嫌な感じの気配。



それは、生きている中で一度だけ感じた事のある気配。





そう、例えるならクロワの様な禍々しい感じ。



だが、それとは少し違う所がある様にも感じた。





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