龍奇譚-彼の想い-





その何かを確かめようと、手で触れてみた。



すると、ぬめっとした感触と共に微かに鉄の様な匂いを感じた。





月が隠れる。



この闇の空間に浮かぶのは、煌々と輝く星と大きな満月。










そして、金色の双眼だけだった。










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