龍奇譚-彼の想い-





前方から歩み寄って来る峰との間に透明な壁が発生する。



それは半径一メートルの所を俺の体を囲むように聳える。



イメージは以前、司が使った霊力の可視の時のイメージ。





咄嗟の事にもちゃんと発動出来て、少し嬉しかったりする。



突然、大声を発した俺に、峰が一瞬だが足を緩めた。



しかし、それもほんの一瞬でやはり俺との距離を詰める事を止めない。





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