龍奇譚-彼の想い-





「でもさ、峰が司を諦めてくれれば、直ぐにでも終わるんだけど?」

「それは無理だ」

「ですよねー」



駄目元で言ってみたけど、あっさり一刀両断されると痛いぞ、心が……





峰の瞳が司を捉える。



瞬間、バッと峰と司の間に体を滑り込ませる。



ジトッと峰が睨んでくるのが分かるが、俺は笑みでかわす。





< 522 / 682 >

この作品をシェア

pagetop