龍奇譚-彼の想い-





人の気配の読み方も修行の中で教えて貰った。





ーーー……後ろか……!!!!!



背後から伸びてきたそれを俺は咄嗟に掴んだ。



それは峰の腕で。



その体勢から、背負い投げに切り替えた。





突然の出来事に反応が遅れたのか、峰は勢いに身を任せ床に背中を打ち付けた。



当然、そのまま起き上がらせない為にも俺は峰に圧し掛かる。





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